マーケティングにおいて一番大事なこと。
それは『誰に売るか』ということです。
なぜなら、『誰に売るか』が適切だと『良いお客さん』になる可能性が高いからです。
『良いお客さん』に当たると
①高単価商品が売りやすい
②クレームが来にくい
③金払いが良い
もうホントにいいことづくめです。
逆に。
もし、あなたが値段だけで『モノ』、たとえばパソコンを売ろうとしていたら。
モンスターカスタマーの餌食になってクレーム対応に追われたり
しつこい値引き交渉にあって不愉快な思いをしたり
そもそも在庫が掃けないとか
周りに合わせて価格を下げた結果、売れても粗利が4~5000円しか残らないとか
もうね、ノイローゼになりますよ、ほんと。
というか、これ全て過去の私の体験です(笑)
ただですら販売は大変ですからね。
クレーム対応だけは絶対いやですね。
作業時間奪われるし、その間は一切利益が出ませんからね。
だから、売り方を変えました。
今からお話することは私がノートパソコンに粗利3万円乗せて売った方法です。
今とは時代が違うので、そのまま利用するのは難しいです。
しかし、発想を柔軟にすれば、違う方法で”ブルーオーシャン”に売り込むことはまだまだ可能です。
私がノートパソコンに粗利を3万円乗っけて売った方法、それは
『新品せどりからのフルサポート』+『インターネットサービスセット加入』でした。
で、売る相手を”初めてパソコンを買う人”or”パソコン操作が苦手なひと”に絞り込みました。
要は、安物買いのお客さんを徹底的に蹴ったんですね。
基本的に”低単価のお客様”は面倒な方が多いですから。
だったら、ひと手間加えて”文句を言わない”お客様相手に商売しよう、そういう発想です。
パソコンせどり(新品)やったことある人なら分かるはずです。
普通は初期設定はお客さんにやってもらいます。
それをこちらでやって、お客さんに届けた時には文字通り”即使える”状態にしてあげたんですね。
世の中には”機械オンチ”という層が少なからずいます。
もちろん、小さいマーケットなので販売数は減ります。
だから、初期設定を行い、さらに1か月の無料電話サポートをつけて単価を上げたんです。
まぁ、いまこの手法を丸パクリでやるのはたぶん無理でしょう。
そもそもインターネットに加入してない家庭が珍しいですからね。
しかし。
地方なら、手書きのチラシを作ってポスティングとか。
ド田舎のおじいちゃんおばあちゃんだとネットを見ません。
せいぜいが、ヤ○ダ電機とかケー●デンキとかの店頭に見に行くくらい。
そこをターゲットにして売り込むとか。
切り口は”パソコンで洒落た年賀状作りましょう”とか
“東京のお孫さんと使い放題のテレビ電話しませんか”とか。
田んぼが広がるようなド田舎だと、こんな古典的な方法が今でも通用したりします。
あるいは。
プラットフォームをメルカリからココナラに変えたり。
あるいは自分でワードプレスを立ち上げてサイトを作り、PCC広告で集客。
サイト誘導してサポートの厚さをアピールして単価を上げるとかも出来そうですよね。
サイト経由で購入したお客さんにさらにオファーを付けてリスト取り。
それを元にメルマガに誘導、関係構築。
ワントゥワンマーケティングに持っていき、周辺機器やサプライ品の定期注文につなげたり。
あるいはアフィリエイトに繋げて保険見積や基本ソフトの使い方の動画を販売したり。
可能性はいくらでも見つけられます。
要は、ただの転売にとどまらず、リスト取りするなり、クロスセルにつなげるなり、なんならコンテンツビジネスとミックスするとか。
実現性はいったん置いといて、ゼロベースで考えてみる、これが重要ですという話。
仮に今は稼げても、再現性が高いならみんなが参入していずれ飽和します。
そうなる前に、他の手段を探してみる、そんな発想が必要なんじゃないかなぁと思います。
というわけで結論。
一番高く売れる、かつ、感謝してくれるのは『どんな人』だろう、そのように考えて施策を打つ。
というわけで、ブレイクスルーのヒントになれば幸いです。
ではでは。