山賊焼きに隠されていたモテの要素




先日、ファミリーマートで山賊焼きのキャンペーンをやってました。

あ、美味しそうだな、と思いながらつい衝動買いをしちゃいました。

ま、どうでもいいですね、そんなこと(笑)

 

ところで、山賊焼きって実は2通りあるって知ってますか?

 

長野版と山口版があるんです。

 

ざっくり言えば、長野版は揚げる方式、山口版はローストチキン風ですね。

 

ちなみに、ファミリーマートで出ていたのは長野版でした。

 

 

そんな山賊焼きなんですが、疑問が沸きませんか?

 

 

山口版はまだわかるんですが、長野版は鶏肉を揚げています。

 

 

揚げているのになぜ山賊『焼き』?

 

 

実はこれには理由があります。

ググれば分かる話なので詳しくは省略しますが、結論から言えば

 

山賊は人から“物を取り上げる”=“鶏揚げる”と、語呂を合わせたもの

 

なんだそうです。

だったら山賊揚げでもいいじゃないか、なんて突っ込みたくなるんですが、それこそどうでもいい話ですね。

 

で、本題はここから。

山賊焼き(長野版)は昭和37年、河昌(かわしょう)というお店が出したのがメジャー化のはじまり※※ルーツとなった店はいくつかあります。また起源も諸説あり。

今でこそスーパーのお惣菜コーナーでも売られている、この「山賊焼き」ですが、店で出し始めた昭和37年当時は、その特異な名前から「“山賊”だってよ~。」とよく中傷されたり、笑われたりしたものでした。今になってみれば、みな懐かしい思い出です。

河昌ホームページより抜粋

さらには、かつて数量限定でこんな商品も出ていました。

ポテトチップ山賊焼き味

 

いち郷土料理が、全国レベルで広がる。

それは、地元の人たちに愛されて育つメニュー。

それは、作った人たちの情熱であったり、メニューそのものの魅力であったり。

 

時代背景を前提に置いての話になるんですが、一枚鶏をまるまる豪快に食べる山賊焼き。

決して豊かとはいえなかった時代に、ボリュームと旨味を最大限に引き出した山賊焼き。

それが、多くの人を食で楽しませ、喜ばせた結果、町おこしに利用され、山賊焼きの基準ができるまでに。

 

これって、人にも当てはまるんじゃないかなぁって思うんですよね。

人を楽しませたり喜ばせるものって、人から愛される。

これはなにも料理に限ったことではありません。

 

相手が満足する『価値』を与えることで、長く愛される。

山賊焼きは、当時の人々のニーズに合っていたから長く続いてきたわけです。

人も同じ。

相手のニーズを正しく理解・把握し、それを過不足なく与えることで相手は喜び、それに応えてくれます。

 

 

それがいわゆる『好意の返報性』です。

 

 

 

相手にしてもらったことを自分もお返しする。

これは古今東西変わらぬ真実です。

 

もし仮に『その人』から返ってこなくても、違う形で返ってくることは珍しくありません。

最初から見返りを計算して振舞うのはちょっと違いますが、それを抜きにしても、相手が喜んでくれたらあなたも嬉しくなりませんか?

 

 

キーワードは喜ばせる・楽しませる

場合によっては慰める・いたわる

 

 

恋愛において、この概念は『超・重要』です。

そのマインドを基礎にして、聞き上手に徹すること。

聞き上手に徹して、相手の情報をしっかり引き出す。

そして、適切な方法と適切なタイミングで相手を喜ばせること。

 

これこそが恋愛の基本にして極意です。

 

なんて偉そうなこと言ってますが、当たり前のことですよね(笑)